コーレス(Colles)骨折の6週から8週まで

手根管症候群の発症についてチェックする。レ線上は化骨形成と骨折線が消失を確認、その他変形癒合や遷延癒合、偽関節についても評価する。手関節の自動可動運動を続ける。


拘縮があれば自動介助や他動的な可動域訓練も考慮する。温熱浴療法や水治療で不快感をできるだけ除去して関節可動域を拡大する。特に回外と尺屈に重点をおく。


手指と手関節の適度な抵抗運動を続け、患肢にすこしづつ荷重をかけていく。文字を書く、ドアを開けためドアノブをまわす、入浴時に身体を洗う、トイレ動作などの動作を患肢を使って行う。


待望のギプス除去をです。お世話になったギプスは床の間にでも飾って感謝の意を表しましょう。実は、これからが結構、気をつけないといけないのです。


これまでは、固定で不便だと感じていたのですが、いざギプスが外れると不安な気持ちなのです。右手に力が入らないのです。自力で手指は動かせれるのに力がない。箸は使ってご飯をはさんで、いざ口元にまで運ぶときに重たく、そして口元で手首を返そうとするとポロってこぼれる。



なさけないですね。左手箸を使ったほうが上手になっていました。箸ですらこれですから、そのほかの動作なんてしばらくは左手でしてました。


徐々に筋力がついてくると元には戻るのですが、まあ、もどかしいですね。ギプスがついていれば、他人からみれば、右手が不自由であることが理解してもらえるのですが、いざ外れると、見た目は健常人です。でも、右手は不自由なままでです。


この時期忘れられない、あのひと言が印象に残った本です。




もちろん
骨折ケアパーフェクトブック


手の関節の動き・運動の理解はオススメ参考書です。



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