コーレス(Colles)骨折の整形外科的目標は、橈骨の長さと掌側屈曲角を保持することを目標とします。
手関節の機能力学から、手関節正面レントゲン像で前腕遠位関節面で尺骨と橈骨の相対的な長さが2mm以上を避けることです。要するに橈骨の短縮が少なくなればよいとすること。
治療後の手関節の機能が良好なレベルは、手関節背屈45度以上、掌屈30度以上、橈屈15度以上、尺屈15度以上、回内50度以上、回外50度以上で能力低下がなく、最小限度の不快感、見かけの上の変形にとどまることが一応の目安である。
リハビリ的には手関節と手指の可動域を再獲得すること、手、前腕の筋力を改善ずること、機能的には強い握力、つかみ、はさみ握りを再獲得することです。骨が癒合する期間は6-8週間で、標準的なリハ期間は12週間を予定します。
日常生活では、お箸を使って練習したり、ソフトボールを握って筋力をつける、服のボタンをはめるなどいりろいろ訓練できます。
コーレス(Colles)骨折の治療ゴールについてでした。
オススメ参考書は骨折ケアパーフェクトブックです。
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