骨の癒合は、化骨の器質化が進み層板骨の形成が始まる修復期に当たる。骨折部は架橋性化骨で安定しており、通常この時期に整復はずれることはないが、この化骨の強度は正常の層板骨に比べてねじりの負荷に弱いので注意する。
加重はかけてはいけないが、肩、肘関節、手指関節の可動域運動を継続する。回外が制限されるので少なくとも回外50度が確保できることを目標とする。というのも、食事、入浴、トイレなど日常生活には上記の回外50度以上が重要であるからだ。もし橈尺関節での回外が制限されていれば、肩関節での外旋をするようになる。筋力強化のためボールや粘土を握るなどの適度な抵抗運動を反復することも大切だ。
骨折部に圧痛も動きもなくレ線上、化骨があれば骨折部は安定なのでギプスは中止する。レ線上骨折部が不安定でああれば、ギプスを再装着する。
とにかく、骨折以外の場所は極力動かしていました。右手がだめでも左手でなんとかなります。口を使ってくわえる、肘で固定するとか、普段の何気ない動作で右手が使えないと不便なことは重々承知した上で、それでも動作を続けるためのには、工夫をするしかないのです。少々不便でも何でもできます。
4週すぎると、ギプスがはずせる時期が待ちどうしくなります。あと2週間て14日なんですが、感覚的に日にちで勘定すると気が楽になります。固定されている手関節以外の関節やほかの体の部分が健康に維持できていることが大切です。ギプスをはずしてから直ぐに元通りというわけにはいきません。
ある程度、先の見通しがついて心の余裕ができてくると病気や怪我の医学的な本だけでなく、患者になってわかった医療のあるべき姿なんていう本も参考になります。
もちろんオススメ参考書骨折ケアパーフェクトブックはしっかり復習です。
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