コーーレス(Colles)骨折とは

手首の骨折を医学的に、記載してみると次のような子難しい表現になります。

前腕の手関節の近くでの骨折を総称して前腕下端部骨折といいます。
この部位の骨折では、橈骨単独の骨折と橈骨と尺骨の両方の骨折があります。


前腕下端部骨折は、その骨折の型によりいくつかに分類されていますが。その内の代表的な骨折がコーレス(Colles)骨折とスミス(Smith)骨折です。


ま、要するに肘から手首までの骨が2本あって、親指側(橈側)の骨が折れる場合と2本とも全部折れる場合があるいうことかな。これにコーレスとかスミスとか名前がついているらしい。


コーレス(Colles)骨折とは、前腕下端部の骨折の中では、最も頻度の高い骨折です。骨折した橈骨の末梢端(骨折部分より手首側の骨折片)が中枢端(骨折部分より肘側)の背側(手の甲と同じ側)に転位(骨がずれること)しています。中枢側の骨と重なるように短縮するので手首がフォークの柄のように曲がってしまいます。

骨片の転位が大きいと、となりにある尺骨との関節(遠位橈尺関節)を支えている靱帯が断裂し、尺骨が掌側(手のひら側)に脱臼することもあります。特に高齢者では尺骨の脱臼を合併する例が多いのです。



これも難しいこと書いてあるが、コーレス骨折では、手首がまるでフォークの柄のように変形することが多いといことかな? それと、年寄りでは、尺骨が脱臼することが多いらしい。


治療は、転位を整復して、再度の転位しないように固定をします。 転位が大きいときは、固定する際に手のひらを下に向けて手首を手のひら側に曲げた状態(回内掌屈位)で固定します。固定する期間は、小児や若年者などで3週から4週、中高年から高齢者では6週間ぐらいです。



治療は、手のひらを下に向けて、手首は若干、手のひらの方向に曲げた状態でギプス固定をすること。徒手整復といって、ずれた骨を人間の手で物理的に戻すのですが、これが痛い!いきなり整復されてととんでもないことになります。

これから、かなり痛いですよ、とあらかじめ予告してもらって、心の準備をしてから整復を受けた方がいいですね。ギブスを巻くときは痛みそのものは徐々に去っていきますが、やっぱり痛い!固定した後は、意外と楽でしたが、やっぱり不便なことが多々ありした。


コーレス(Colles)骨折についてでした。


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